俺が小学生のころの話

住んでたのは物置の地下室がある団地。
物置と言っても、各世帯用の個室と自転車などを置ける共同スペースがあった。
団地の裏は中学校。荒れてる方だった。

ある日、学校から帰ってくると地下室から声が聞こえる。
(精通前の)子供ながらに異様な雰囲気を感じて、そっと下りてみる。

共同スペースで、不良の中学生男子が4人。3人が立ってて一人はうつ伏せで何かしてる。
よく見ると、うつ伏せの男は女の子に覆いかぶさって体を動かしていた。
立ってる男たちは全員下には何も履いてない状態。
犯されてる女の子の下にはダンボールが敷いてあった。
「んっんっ」女の子は声を出さないようにしてるが、どうしても声が漏れる。
物陰から覗く俺。「んん~っ、あっあっ、んぁっ」声が激しくなる。
「へへっ、こいつ笑ってやがるぜ」立って見てる男が言う。

男の動きが激しくなるんだが、この頃で見つかるのが怖くて俺は逃げだして
地下室への入り口が見える場所で遊んでる振りをして窺っていた。
しばらくすると様子見に男が一人出てきて、周りに人がいないのを確認してから全員出てきた。
女は一人の男に支えられるようにしてた。
脇をしめて、うつむきながら体を動かしたくないような感じだった。
そのままどこかに、というか多分学校に行ってしまった。

呆けたような沈んだ表情なのに紅潮した女の顔が忘れられん。

当時はよく分からなかったが、自分が思春期を迎えたころには意味が分かって
よくそこの地下室に入って思い出しながらネタにした。

よかったら投票をお願いします